現実的なレベルで、クレジットカードの入会審査に通りやすくする方法

入会審査

今回の記事では、現実的なレベルで、クレジットカードの入会審査に通りやすくする方法を解説します。

世の中には「クレジットカードの審査に通りやすくする方法!」といった情報も出回っていますが、グレーなものから犯罪に該当するものまでありますので、おすすめはしません。
今回はそういったものではなく、正当な方法で少しでも入会審査に通りやすくする工夫についての情報を掲載しました。

もちろん、現実的な話ということで劇的な効果を生むようなものではありませんので、その点はご了承ください。

審査に通過しやすいクレジットカードは存在するのか?

やはりまずは「審査に通過しやすいカードに申し込みたい」と考えるものです。
カードの審査基準はカード会社ごと、そしてカードごとに異なるため、その中で比較すると審査に通りやすいカードが存在するのは事実です。

しかし気を付けたい大前提として、カード会社は審査基準を非公開としています。
ですので、世に出回っている「審査に通りやすいカード」などの情報は推察(か、もしくは不正に持ち出された情報)でしかありません。

それらを前提としつつ――

一般的に審査に通りやすいカードのジャンルとして挙げられるのは、スーパー、量販店などの小売事業者との提携カードです。
イメージして頂ければ分かりますが、街のスーパーとレクサスショップでは訪れる客層が違います。
カードの審査基準も、当然それを前提として設定されています。

また営業的な観点からも、特別に優遇されている可能性があります。
カード会社にとって小売事業者はカード入会の窓口となってくれる大切な存在です。
特に全国規模でチェーン展開しているような事業者であれば数十~数百万枚単位でのカード発行が見込める場合もあり、カード会社としては提携獲得のために小売事業者側に有利な条件設定をしている場合があるのです。
(例えば「最低承認率**%保障」、など)

もちろん先述のとおり、具体的な審査基準の情報は公開されていませんので、具体的にどのカードが、という部分を知る術はありません。

審査を通りやすくする工夫

  • 希望限度額は最低額を選択
    カードの申込時に希望限度額を選択できる場合は、最低額を選択しましょう。

    またキャッシング枠、割販枠(リボ・分割払い枠)の希望有無を選べる場合は、希望無しを選択しましょう。
    特にこのキャッシング枠、割販枠を希望するとカード会社の審査基準以外に貸金業法/割賦販売法による基準も満たさなければならなくなるため、制約が増えます。

  • 多数の申し込みは避ける
    入会審査の際に照会される信用情報機関のデータには、カードへの申し込みの履歴も記録されています。
    直近で申し込みが集中していると金銭的に切迫していると判断され、審査に悪影響を与える可能性があります。

    カード会社ごとに審査基準は異なるため、「いろいろ申し込んでいればいつかは…」と考えてしまいがちですが、デメリットのほうが大きいです。

  • 勤務先電話番号は会社の固定電話にする
    カード審査に通過するか否かの瀬戸際である場合は、勤務先電話番号に在籍確認の電話がかかってくる場合があります。
    スムーズに在籍確認を取って貰うことで、審査にプラスの影響を与えることができます。

    ここで注意したいのが、勤務先電話番号の登録は会社の固定電話にするべきです。
    カード会社は「あなたと連絡が取りたい」のではなく、「あなたが本当にその会社に在籍しているのか」を知りたいのです。
    ですので、例えば勤務先電話番号に会社から支給された携帯番号を書き、そこに在籍確認の電話がかかってきてあなたが出たとしても、審査上プラスの影響はほぼありません。
    それではあなたが会社に在籍していることの確認にはならないからです。

    カード会社が求めている在籍確認を成立させるためには、会社の代表番号(規模の大きい会社であれば部署の代表番号)等に在籍確認の電話をかけてもらい、第三者に「〇〇ですか?本人に代わりますので少々お待ちください。」とか「〇〇は会議中です。」と言ってもらう必要があるのです。

長期的な観点で審査を通りやすくする工夫

長期的な観点が見た場合に、もっとも効果的なのは支払いの実績の積み上げです。

カード審査の際は、信用情報機関からその人のカードやローンの契約実績を照会し、審査に役立てています。
これは延滞などの悪い情報を探すだけではなく、良好な支払い履歴はその人の実績として審査にプラスの影響を与えます。

「そもそもカードの審査に通らないのにどうやって実績を作ればいいのか?」と思われるかもしれませんが、支払いの実績になるのはなにもカードの契約のだけではありません。
身近なところではスマホ端末代金の分割払いも法律上はローン契約ですので、実績として信用情報機関に記録されています。
(契約書をよく読むと必ず書いてあります)

いちばん身近で簡単な支払い実績の積み上げ方ではないかと思いますので、まずはスマホの端末代金を毎月遅れずに支払うことで、最初の実績作りとするのもよいのではないでしょうか。

グレーな方法でカード審査に通過しようとするのはやめましょう

クレジットカードの審査において、情報を偽って審査に通過しようとするのはやめましょう。

これは犯罪行為に該当し、発覚した場合、法律に基づく罰則が科される可能性があります。
属性情報を偽ってカードを取得した場合、詐欺罪として処罰されることがあります。

また通常のカード利用であれば、万が一支払いが困難になった場合でも償却や債務整理など、利用者はさまざまな仕組み・法律で保護されます。
しかし不正な手段で入会した場合、こうした保護が適用されない可能性があります。そのようなリスクを冒すべきではありません。

ぜひ現実的な方法で、カード入会審査の通過を目指してみて下さい。

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