クレジットカードには、カードを利用するために必要な情報が記載されています。
代表的なものが14~16桁のクレジットカード番号です。
この番号はカード取引に必要な情報である一方、もし流出すると不正利用につながるリスクもあるため取り扱いには注意が必要です。
それ以外にも、実はカード番号にはさまざまな情報が含まれています。
今回の記事ではクレジットカード番号の仕組みと意味、そしてそこから見えてくる不正利用のリスクや対策について解説します。
クレジットカード番号の構成と意味
クレジットカード番号の桁数は発行ブランドによって異なり、14~16桁で構成されています。
- 14桁:Diners Club
- 15桁:American Express
- 16桁:Visa、Mastercard、JCB
そしてそのカード番号は以下の情報から構成されています。
- 発行者識別番号(1~6桁目)
クレジットカード番号の1桁目から6桁目までは「発行者識別番号」で、カードの発行会社を特定します。 - 会員口座番号(7桁目から最後の1つ手前)
7桁目からは、個人を特定する「会員口座番号」となり、カード利用者を識別するための番号です。 - チェックデジット(最後の1桁)
最後の1桁は「チェックデジット」と呼ばれ、クレジットカード番号が正しいかどうかを確認するための数字です。
クレジットカードの券面情報
クレジットカードの表裏には、次の情報が記載されています。
- クレジットカード番号
- 名義人の氏名
- 有効期限
- セキュリティコード
- 国際ブランドのロゴ(Visa、Mastercardなど)
クレジットカードの有効期限は、月と年で表示され、例えば「08/28」といった形式です。
ネットショッピングなどでの支払いにこの情報が必要になります。
セキュリティコードは、ネットショッピング時に利用者を確認するための3桁または4桁の番号です。
カード番号とは異なり磁気情報には含まれず、券面のみ記載されています。
クレジットカード番号の不正利用リスクとその防止策
クレジットカードの不正利用リスクは、現代のキャッシュレス社会において避けられない問題の一つです。
不正利用が発生する手口にはいくつかの方法が知られています。
- フィッシング詐欺
信頼できる機関を装い、偽のウェブサイトに誘導してカード情報を盗み取る手口です。 - カードの盗難・紛失
クレジットカードそのものが盗難に遭った場合、不正に使用される可能性があります。 - スキミング
特殊な機械を使ってカード情報を不正に読み取る手口です。
こうした不正利用のリスクに対処するため、クレジットカードを安全に利用するための予防策が重要です。
まず、カード番号の管理を徹底することが求められます。
特にカード番号やセキュリティコードを第三者に知られないようにすることが重要です。
そのため、カード番号や暗証番号をメモに残したり、スマートフォンに保存することも避けるべきです。
次に、フィッシング詐欺に対する警戒が必要です。
見覚えのないメールやリンクは開かず、信頼できるウェブサイトであっても、URLを確認するなど慎重に対応することが推奨されます。
最後に、利用明細を定期的に確認することも、簡単なようですが実は重要な防止策です。
クレジットカードの利用明細を定期的にチェックすることで、万が一の不正利用を早期に発見し、被害を最小限に抑えることができます。
これらの対策を実践することで、クレジットカードをより安全に利用することが可能になります。
クレジットカード番号は、カード利用者を特定する重要な情報です。
不正利用のリスクを減らすためには、カード番号を厳重に管理し、定期的に利用明細を確認する習慣をつけましょう。
コメント