近年、韓国や中国への海外旅行者は増加傾向にあります。
観光やビジネスでこれらの国を訪れる際、現地通貨を準備する手間や不便を感じることもあるかもしれません。
そんなときに便利なのがクレジットカードです。
カードが1枚あれば現地通貨を調達する必要がなく、簡単かつスムーズに支払いができます。
さらに上手に活用すれば旅行先での支払いだけでなく、保険やキャッシングなどの機能も利用でき、安心して旅行を楽しむことができます。
韓国のクレジットカード事情
韓国はキャッシュレス社会が非常に浸透しています。
クレジットカードの利用率が高い国として有名で、現金よりもカード決済が一般的です。
デパートやコンビニ、タクシーなど、多くの場所で少額決済でもクレジットカードが利用可能です。
韓国では、日本でも一般的に使われているVisaやMastercard、JCBなどの国際ブランドのクレジットカードも多くの店舗で利用でき、旅行者にとって便利です。
ただし、観光地や都市部以外では、クレジットカードが利用できない小規模店舗や屋台もあるため、多少の現金を持ち歩くことも推奨されます。
また、韓国ではDCC(Dynamic Currency Conversion)という日本円で決済するオプションもありますが、為替手数料がかかる場合があるため、慎重に利用することが大切です。
中国のクレジットカード事情
中国でもクレジットカードの普及が進んでいますが、地方や小規模店舗ではカード決済が使えないことも多くあります。
また、VisaやMastercardといった国際ブランドのカードが利用できるのは大都市や外資系の店舗に限られることもあるため、注意が必要です。
中国で主流となっているのは「銀聯(UnionPay)」カードで、国内では圧倒的な普及率を誇っています。
銀聯カードは、中国国内だけでなく、日本を含む世界中で利用可能です。
デビットカードの機能が主流ですが、クレジットカードタイプも存在します。
銀聯カードを持っていれば、中国国内での支払いが非常にスムーズになりますが、観光客向けの他の決済手段やモバイル決済も急速に普及しているため、現地での支払い方法は多様化しています。
旅行におけるクレジットカードの利点と注意点
クレジットカードを持っていくことで、以下のような利便性が得られます。
- スムーズな支払い: 現地通貨への両替の手間を省け、現金の扱いが苦手な旅行者にとって便利。
- キャッシング機能: 必要な現金が足りなくなった場合でも、現地のATMから簡単に引き出すことができます。
- デポジット: ホテルでのデポジット支払い時にクレジットカードが使えると、現金が減らずに済みます。
- 旅行傷害保険: 海外旅行に付帯する保険がクレジットカードについている場合、旅行中のトラブルも安心です。
一方で――
韓国や中国ではクレジットカードが一般的に利用できますが、店舗によっては現金のみの支払いしか受け付けない場合もあります。
そのため、ある程度の現金は持っておくことをおすすめします。
また、銀聯カードが主流の中国では、VisaやMastercardが使える店舗が限られているため、複数の決済手段を用意しておくことが安全です。
事前に現地のクレジットカード事情を把握しておくことで、安全かつ快適な旅行を実現しましょう。
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