クレジットカードの支払い方法の選択肢に、「リボ払い」「分割払い」があります。
どちらも月々の支払いを抑えることができる支払い方法ですが、それぞれ異なる特徴や手数料があり、選び方次第では総支払額が大きく変わることもあります。
この記事では、リボ払いと分割払いの違いやメリット・デメリットを解説し、利用状況に応じて支払い方法を選択できるようになる内容としています。
リボ払いと分割払いの違いは?
リボ払いと分割払いは、いずれも月々の支払い金額を一定に設定できる点では似ていますが、支払いのしくみや手数料の計算方法が異なります。
- リボ払いの特徴
リボ払いは、毎月の支払い金額を一定にできる支払い方法です。
利用金額や件数に関係なく一定の支払額となるため、支払いの計画が立てやすいのが利点です。
一方で、どんなに利用しても支払い額は一定のため、支払いが長期化する可能性もあります。
また利用残高に対して手数料がかかるため、支払いが長引くほど手数料が増える傾向にあります。 - 分割払いの特徴
分割払いは、支払い回数を選び、その回数に分けて支払いを行う方法です。
選んだ支払い回数に応じて手数料が発生しますが、リボ払いのように利用残高に対する手数料はかかりません。
支払い回数を事前に設定するため、計画的な支払いに繋がりやすい点が特徴です。
リボ払いと分割払いのメリット・デメリット
支払い方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
リボ払い | ・毎月の支払い金額を一定に保てる ・家計管理がしやすい ・繰上返済が可能 | ・手数料が発生 ・支払い期間が長期化する可能性がある |
分割払い | ・支払い回数を設定できる ・支払いの見通しが立てやすい ・繰上返済が可能 | ・手数料が発生 ・複数の分割回数を選択した場合、支払い額が把握しにくい |
リボ払いは月々の支払い額を一定に設定できるため、家計管理がしやすい点がメリットです。
一方、毎月の支払い額を少額に設定しすぎると支払いが長引き、手数料負担が大きくなるリスクがあります。
分割払いは回数を設定できるため、支払い計画が立てやすいものの、複数の分割払いを組み合わせると支払い額がわかりにくくなる点がデメリットです。
リボ払いと分割払い、どちらがお得?
リボ払いと分割払いの手数料は、支払い期間や利用金額によって変わります。
分割払いは利用金額に応じて手数料がかかり、リボ払いは利用残高に対して手数料がかかるため、場合によってはリボ払いの総支払額が高くなることがあります。
例えば、支払い回数を短く設定した分割払いは、リボ払いより手数料が安く済む場合があります。
しかし、リボ払いでも繰上返済を行うことで、手数料負担を抑えることができます。
そのため、どちらが得かは支払い方法や計画によって異なります。
無理のない支払い計画を立て、手数料の発生を最小限に抑えることが重要です。
計画的な利用が大切
リボ払いと分割払いはどちらも便利な支払い方法ですが、無理のない範囲で利用することが大切です。
特にリボ払いは支払いが長期化しやすいため、こまめに利用明細を確認し、計画的に支払いを行うことが重要です。
また、余裕ができたら繰上返済を活用し、手数料を減らす工夫も効果的です。
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